こんにちは、マネ子です。我が子が学校に通っていてつくづく思う事があります。それは「学校の先生が優しくなった」ということ。
親がうるさいからか、何かやらかすとすぐにネットに上げられる恐怖心からなのか詳細は不明ですが、昭和～平成時代に比べると明らかに先生の立場が弱くなったと感じます。放課後、些細なことで先生から謝罪の電話がかかってきて逆に申し訳なく感じてしまうくらいです(^^;)
逆に私は心配です。このまま優しくて穏やかな先生に囲まれてぬくぬくと育って我が子はタフな社会人になれるのだろうか、と。会社に入って上司にちょっと厳しく怒られただけで「辞める」とか言わないでね・・・。
昭和の先生はうるさくて理不尽なことだらけ
私自身は学生時代にはうるさい先生が多かった氷河期世代。もちろん良い先生もいましたが、現代なら一発でアウトになるであろう発言をする性格悪い教師も沢山いました。
言葉遣いも今の先生みたいに穏やかではなく、むしろきったねぇ言葉を使う人もウヨウヨ。本当に今思うと、「そっち系の方ですか？」みたいな人沢山いましたよ。
今だったらそんな暴言を吐く教師がいたら教育委員会にでも訴えようか、なんて思いますが学生時代にはそんな逃げ道があることすら気づけませんでした。今みたいに困ったらネットでググるなんて方法も無かったしね。そんなわけで理不尽な目にあってもひたすら「耐えてやり過ごす」しかなかったのです。
何度もモヤモヤを経験しながら卒業したけれど、この体験が「役に立った」と思えた時期が何年も後に到来したのです！それは我が人生で一番？苦しい時代だった社会人生活一年目の頃。
うるさい教師のおかげで身に付いたスキル
●カスハラにも負けなかった
私が新人の頃は「お客様は神様」なんて言われていた時代。今思うと立派な「カスハラ」だったな～と思うお客さんもいっぱいいました。
しょっちゅう体格のいいうるさい教師に怒鳴られる環境で育ったおかげで、カスハラに遭っても心を病まずに働くことができましたｗ
●適度なスルー力が身に付いた
学生時代に理不尽なことで怒鳴られて、言い返しても良かったけれど言い返すだけパワーを消費して面倒くさいし、放っておくクセが付きました。おかげで職場で理不尽な上司やモンスター客にワーワー言われても、いい意味で気にし過ぎないスルー力が身に付いたと思います。
お客さんも暇だから構ってほしくて騒いだりするんですよね。全部丁寧に「うん、うん」て聞いているとこちらも精神を病みそうなのでそこはうまく聞き流していましたw
世の中には色んな人がいることを知る経験になった
というわけで、無駄に思えた出来事が思いがけず後の人生に役に立つこともあるものです。
容姿など変えようがないもので人をいじったり、暴力は絶対にダメだと思うのですが、少しぐらい「うるさいな～」とか「面倒くさいな～」くらいに思える教師がいるのも社会勉強になっていいのではないでしょうか？
日本人の8～9割は真面目で親切だと私は思っていますが、世の中には色んな人がいるのでね。社会に出る前にそういう一部の「アクが強い」キャラに対して免疫を付けておく経験も必要なんじゃないかと思うのです。
心身がボロボロになるくらい辛い状況を耐える必要はないけれど、入社してすぐに辞めてしまった人たちはこの先どうやって食べていくのだろう。。。なんだかんだ日本は未だに「新卒で大量採用」が多いので、次の就職も苦労するのではなかろうか。。。
まとめ
残念ながら社会は穏やかな人ばかりじゃないのよね。働くって本当に大変だけれど、同時に何十年間も週に5日も真面目に働いてくれた親の凄さに感謝する良い機会になりました。頑張れ新社会人！！
